専修大学では9月18日より後期の授業が始まりました。各部員も徐々に日常の生活に戻りつつあるようです。
さて、今回は有志で参加した「てっけんサミット2015」に参加する様子や参加するまでの様子について報告します。担当は前会長です。よろしくお願いします。
8月21日(金曜日)
この日はてっけんサミットの前日でしたが、前乗りという形で大阪に向かいました。スタート地点は松本駅です。同行者(昨年度のブログ担当「新ナカ」氏)はこの日の「スーパーあずさ5号」で新宿から松本に向かいました。一方の私は実家から松本駅に向かい、松本駅で彼と合流しました。
松本駅に隣接する松本車両センターにはには新しい中央東線の特急型電車になる予定のE353系が停まっていた。
先日ついに東京駅まで試運転を行ったとのことで今後が楽しみである。(新ナカ氏撮影)
先日ついに東京駅まで試運転を行ったとのことで今後が楽しみである。(新ナカ氏撮影)
松本からは「しなの8号」で名古屋駅に向かいました。私は2年ぶり、新ナカ氏にとっては10年ぶりの「しなの」乗車での中央西線です。列車は松本駅発車時点では若干遅れていましたが、中央西線に入ってからは木曽路を快走し、定刻通りに名古屋駅に到着しました。
名古屋駅周辺でブラブラした後新幹線で…ではなく近鉄特急で大阪を目指します。ここではいわゆる「アーバンライナー」に乗りました。新ナカ氏共々、近鉄21000系のアコモデーションに感動しつつ、大阪の上本町駅で降りました。上本町駅で降りたのは、近鉄の名物の1つ「鮮魚列車」を撮影するためでした。
現在鮮魚列車に使用されている「2680系」は近鉄の通勤型電車としては初めて冷房装置を搭載し、制御機器やモーターを初代のビスタカーである「10000系」から流用したものだという。(新ナカ氏撮影)
その後は大阪市内を市営地下鉄を乗りながらブラブラ。直通運転をしている路線では地下鉄から見て直通先の私鉄の電車が来ましたが…その中では日本橋の鉄道模型店を回りました。更には新大阪駅へ向かい、置き換えの決まった381系を撮影しました。
現在いわゆる「北近畿ビッグXネットワーク」を形成する「こうのとり」や「きのさき」といった特急列車で使われている381系。
「くろしお」に使われている車両ともども、北陸新幹線金沢開業の影響で余剰化した「しらさぎ」用の683系8000番台改造の「289系」によって今年秋に置き換えられる予定である。(新ナカ氏撮影)
「くろしお」に使われている車両ともども、北陸新幹線金沢開業の影響で余剰化した「しらさぎ」用の683系8000番台改造の「289系」によって今年秋に置き換えられる予定である。(新ナカ氏撮影)
大阪駅で夕食を採った後は、大阪環状線の大正駅で環状線内回りを走る電車を撮影しました。
大阪環状線を中心に使用されている103・201系も来年度以降に新型車両「323系」に置き換えられる予定という。(2枚とも新ナカ氏撮影)
この日はここで終了。宿へ向かいました。
8月22日(土曜日)【てっけんサミット1日目】
てっけんサミットはこの日からスタートです。ここから渉外担当のK.K君と合流しました。私たちは宿を出てから、直接会場になる立命館大学の大阪いばらきキャンパスに向かいました。
大阪市営地下鉄御堂筋線に乗ってから梅田駅で阪急京都線へ。フラグシップの9300系を使用した快速急行に乗り茨木市駅を目指しました。
阪急9300系はてっけんサミットの期間中お世話になったが、関東勢である我々に深い感銘を与えてくれる電車だった。(新ナカ氏撮影)
茨木市駅からはバスでキャンパスへ。乗る方向を間違えるというミスを犯してしまいましたが無事会場に到着し、K.K君と合流しました。関西の鉄道研究会の方々と交流しました。その中で驚いたのは「IC乗車券は関西では普及しづらい要素がいろいろある」という事でした。関東圏に住んでいる私たちとしてはIC乗車券というものは色々な事に使える万能なものだと思っていたので、向こうの方々の話をお聞きし、地域によってはこうも違うのか、と意外に思いました。
解散後は京都で取った宿に向かいました。しかし、阪急の茨木市駅に戻ったところ、阪急京都線が人身事故で運転見合わせになってしまい…振替で東海道線(JR京都線)に乗りました。普通列車と名乗りながら爆走する姿に、関東と関西の違いを思い知りました。
8月23日(日曜日)【てっけんサミット2日目】
この日は2日目、「オープンデー」と呼ばれる一般公開日です。私たちは関東学生鉄道研究会連盟のメンバーとして出展しました。とはいえ、会誌『たぶれっと』を片手に他の大学の方へあいさつ回りをしていました。その中で、参加者それぞれ分野の合う方を見つけ充実した交流をしたようです。私も専修大学の中では見つけられなかった分野に精通している方と話すことができ有意義に過ごしました。
最後の打ち上げにも参加し、その後は阪急から大阪市営地下鉄堺筋線に直通する列車で大阪市内に取った宿へ向かいました。
8月24日(月曜日)
てっけんサミットは前日で終わりましたが、この日に関西学生鉄道研究会連盟の方に「延長戦」と称したある企画を用意していただいたので、3名そろってこれに参加しました。それは、南海電鉄の千代田車庫を見学するというものでした。時間は昼過ぎからでしたので、宿を早く出て、南海電鉄の特急列車に乗ってみようという事になりました。
まずは、関西国際空港のアクセス特急「ラピート」で関西空港を目指しました。特別席に相当するスーパーシートの指定を取り、優雅なひと時を過ごしました。
とある人が「剣道の『面』のようだ」と評したという南海50000系「ラピート」であるが、車内は非常に快適だった。(前会長撮影)
関西空港で離脱して関東に戻るという者はおらず、すぐ折り返して南海の本線と空港線が分岐する泉佐野駅まで戻りました。泉佐野からは数少ない和歌山港行きの「サザン」に乗りました。乗車した「サザン」は新型車両を使用したいわゆる「サザンプレミアム」でした。和歌山港までは8000系の自由席車に乗りました。よく「最近は関東っぽい」といわれるという南海の電車ですが、実際に乗ってみると関西らしさが随所に垣間見えました(座席に座ってみると「これはE231系だ…」となったことは正直に書いておきます…)。
折り返しの難波行きではしっかり指定席を取りました。
「サザンプレミアム」は指定席車の12000系(左)と自由席車の8000系(右)が併結した8両編成で運転されている。
なお普通の「サザン」の指定席車は10000系、自由席車は7000・7100系でこちらも8両編成での運転である。(2枚とも前会長撮影)
なお普通の「サザン」の指定席車は10000系、自由席車は7000・7100系でこちらも8両編成での運転である。(2枚とも前会長撮影)
車庫では職員の方の案内で色々と見学することが出来ました。私個人としてはかなり久々の工場見学となりました。案内してくださった方にはこの場を借りてお礼申し上げます。
全体解散後、K.K君は来年度のてっけんサミットについて話し合いをするということでいったん離脱し、2人で河内長野に向かってから近鉄長野線で古市駅へ、さらに南大阪線で橿原神宮前駅に向かいました。そこから特急「さくらライナー」で来た道を戻り、阿部野橋駅に行く予定でしたが、予定を変更して橿原線で大和西大寺駅に行き、そこから奈良線で生駒駅へ、さらにけいはんな線→大阪市営地下鉄中央線に乗り大阪市内を目指すことにしました。
御堂筋線の難波駅でK.K君と再会し近鉄に向かい、「アーバンライナー」を使った奈良行きの特急に乗り近鉄奈良駅に行きました。ここでも特別席のデラックスシートを取り、快適な時間を過ごしました。
近鉄奈良でK.K君とは本当のお別れとなりました。彼はこの後京都行きの特急に乗って京都に取った宿に向かい、独自のルートで東京に戻ったようです。私と新ナカ氏は来た道を戻り、阪神なんば線経由で神戸に向かい、そこで取った宿に向かいました。
このように過ごした4日間ですが、てっけんサミットを通して関西の方と交流出来たことが何よりの収穫でした。そして関東とは全く違う様相を見せている関西の大手私鉄の車両にそれなりに乗れたことは意義のあることとなりました。
私と新ナカ氏はこの後ある場所に向かうために神戸に宿を取りました。その模様は後日お話しできればと思います。この他にも旅行してきた部員たちに報告記事を書いてもらおうと部内で企画しておりますのでどうぞお楽しみに。
前会長・新ナカの近鉄乗りつぶしでは橿原神宮前駅で電気検測車「はかるくん」ことモワ24系を見ることが出来た。(新ナカ氏撮影)
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