2013年1月30日水曜日

3.16消える列車・消える景色Part.2~"房総の異端児!?"211系~

2月の足音がすぐそこまで聞こえてくるようになってきました。インフルエンザやノロウイルスが蔓延していますが皆様体調いかがでしょうか?何かと体調を崩しやすいこの時期、健康には気をつけていきたいものです。

さて、最近の鉄道研究会では再来月に行われる予定の春合宿への計画が着々と(?)進んでいる様です。

では本題へ行ってみましょう。

シリーズとしてお伝えしている「3.16消える列車・消える景色」2回目の今回は211系を取り上げてみたいと思います。

1985(昭和60)年12月に登場し東海道本線や高崎線・宇都宮線・中央本線などで活躍してきた211系。現在は関東においてはその勢力を徐々に狭めつつありますが、長野県内で活躍を始めるなど新たな活躍をしようとしている車両であります。

そんな211系が千葉で活躍している事をご存じな方はこのブログをご覧になっている方でどれくらいいらっしゃるでしょうか?

~何故211系は千葉にやって来たのか?~
そもそも211系が千葉の地にやって来たのは2006(平成18)年とごく最近のことであります。

これは上野駅を発着する宇都宮線・高崎線の列車に対するグリーン車連結割合100%を達成する為に行われた編成組換えで発生した余剰車を状態が非常に悪くなっていた房総地区の113系置き換え用に転属させたのが始まりで、5両編成18本が幕張車両センターに配属されました。黄色と青の帯を纏ったその姿は従来のクリームに青のいわゆる「スカ色」一色だった房総地区に新たな風を吹き込みました。この黄色と青の塗装は「房総色」と呼ばれ、その後登場する209系2000・2100番台の塗装にも採用されています。

配属後は内房線や外房線、成田線(我孫子~成田間を除く)に総武本線・鹿島線・東金線と活躍してきました。

~209系の登場と211系の撤退~
その後113系の置き換えは京浜東北線を走っていた209系によって行われた事から、211系は徐々に活躍範囲を狭めていき、2012(平成24)年3月のダイヤ改正では内房線・外房線・東金線での運用が終了し、総武本線と成田線を主な活躍場所として活躍してきました。

ですが、今年3月16日のダイヤ改正で幕張車両センター所属の211系は全ての編成が運用を終了する事が発表されました。幕張に来てから約7年での房総撤退はあまりに早過ぎると言っても良いとは思いますが、4両や6両など柔軟に対応できる113系や209系と比べて、5両編成しか存在しない211系は千葉地区での運用では難があった様です。

房総地区撤退後は塗装を変更して長野地区などでの活躍が見込まれる幕張車両センターの211系。房総地区では長い活躍が出来ませんでしたが、是非とも新天地では活躍してもらいたいものです。

あとわずかとなった千葉での211系。本家湘南色の211系の記録も良いですが、房総色を纏った211系の最後の活躍を記録されるのはいかがでしょうか?

この塗装も残り1ヶ月少々…
(2011年2月26日 JR千葉駅にて)

~専修大学鉄道研究会からのお知らせ~
専修大学鉄道研究会では新規会員を募集しています。
学年・学部・性別等は問いません。必要なのは「鉄道旅行に出たい!」「鉄道写真を撮ってみたい!」「鉄道模型弄ってみたい!」「何でも良いから鉄道に関する話をしたい!」というあなたの気持ちです。 「鉄道関係あんまり詳しくないんだよなぁ・・・」と不安になっているあなたもご安心下さい。当会には鉄道に関する知識の浅い・深いを問わず様々な会員が所属しています。各会員で色々な情報交換をしながら楽しく活動していきましょう!
詳しくはメール[sensyu_train@yahoo.co.jp]若しくは第3学生自治会館B1Fの部室04にてお待ちしています。(基本的には授業期間中の昼休みは常駐している予定)

2013年1月26日土曜日

3.16消える列車・消える景色Part.1~武蔵野快速~

こんばんは。

朝晩の冷え込みが厳しい物となっている今日この頃皆様いかがお過ごしでしょうか?

我が専修大学では17日から試験期間に突入致しまして、只今試験真っ最中でございます。

そんな大学内にあって我々鉄道研究会の面々は何をしているかというと…各自試験に撮影に帰省の準備にと各個人が忙しい日々を送っています。

そんな中先週17日には研究会の一部メンバーで大宮の鉄道博物館へ出掛けてきました。
この様子は後日お伝えいたしますが、急遽決まった企画にも関わらず6名もの会員が参加し、久し振りの交流を深めて参りました。

また、本日は一部会員が参加しての模型運転会と新年会が行われる模様で、全体での行動はかなり厳しい物になってきたものの、有志を集めての企画を多数開催しています。

 前置きが長くなりましたが本題へと移って参ります。

来たる3/16はJRグループや東急電鉄・西武鉄道・東武鉄道などのダイヤ改正が実施されます。関西では381系による「こうのとり」の登場、東海地区では「セントラルライナー」の廃止、関東では東横線と東京メトロ副都心線の直通運転開始に伴う渋谷駅移転など目玉となるニュースはいくつかありますが、今回は少しマイナーな列車の廃止について取り上げたいと思います。

今回取り上げるのはJR京葉線を走る「武蔵野快速」です。

そもそも「武蔵野快速」とは
「武蔵野快速」とはJR京葉線を走る快速列車で、JR武蔵野線からJR京葉線の新木場・東京方面に直通する列車における呼び名です。1988(昭和63)年のJR武蔵野線からJR京葉線への乗り入れ開始時に設定されました。
平日の停車駅はJR武蔵野線内の各駅と西船橋から先市川塩浜・新浦安・舞浜・新木場・八丁堀・東京で、土・休日はこれに葛西臨海公園が加わります。
2002(平成14)年以前は休日のみ快速「むさしのドリーム」として運転されていましたが、2002(平成14)年以後は土休日・平日共に「武蔵野快速」と呼ばれています。
列車はJR武蔵野線へ直通する為8両編成 で運転されています。かつては103系や201系が使用されていた時期もありましたが、現在は2種類の205系と209系500番台によって運転されています。

この「武蔵野快速」が次のダイヤ改正で消滅する事が決定したのです。ダイヤ改正以後はJR武蔵野線から京葉線東京方面へ直通する列車はJR京葉線内でも各駅停車として運転されます。

つまり、3/16以降JR京葉線では8両編成の快速列車は見られなくなるということになります。
設定から25年、その歴史に静かに幕を下ろす「武蔵野快速」。その最後の雄姿を乗って・撮って記録されてみるのはいかがでしょうか?

205系5000番台(元山手線の車両など)で運転される「武蔵野快速」
(2011年2月25日JR京葉線 市川塩浜駅にて)

武蔵野線で1991(平成3)年から活躍する205系0番台(通称メルヘン車)による「武蔵野快速」
(2011年3月3日 JR京葉線市川塩浜駅にて)




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「鉄道関係あんまり詳しくないんだよなぁ・・・」と不安になっているあなたもご安心下さい。当会には鉄道に関する知識の浅い・深いを問わず様々な会員が所属しています。各会員で色々な情報交換をしながら楽しく活動していきましょう!
詳しくはメール[sensyu_train@yahoo.co.jp]若しくは第3学生自治会館B1Fの部室04にてお待ちしています。(基本的には授業期間中の昼休みは常駐している予定)