2020年5月21日木曜日

2019年度活動報告②【~会誌制作&夏合宿編~】

こんにちは。今回のの記事もT781がお送りします。異例のGWもあっという間に過ぎ、はやくも2週目のオンライン授業となり、
気を引き締めなければと思う今日この頃です。皆様いかがお過ごしでしょうか。

[会誌制作&コミケ出展]


さてこの間の5月5日は本来コミックマーケット98(C98)の開催4日目であった日であり、Twitterで「#エアコミケ」がトレンド入りしていたのが記憶に新しいところです。

当会はこの4日目の鉄道関係の出版物やグッズを出品するサークルが集う、いわゆる「鉄道島」にお席を頂いていました。昨年冬のコミックマーケット97(C97)には抽選漏れしてしまっていただけに、C98へサークル参加できる日をいつも以上に楽しみにしていました。
それだけにこのような事態になってしまい寂しい限りです。
C96の当会ブース。新刊104号を頒布しました!

そもそもコミックマーケットとはなんぞや?という方に超ざっくりと説明させていただきますと、コミックマーケット通称コミケは世界最大の同人誌即売会です。例年は東京国際展示場(東京ビッグサイト)を舞台に夏と冬の年2回開催され、毎度大変多くの人が集います。
前回のコミケ97(C97)は4日間開催されましたが、来場者数はのべ75万人にも及ぶとのことです。(コミックマーケット準備会の公式Twitter、2019/12/31のツイートより)

当会は例年このコミケに合わせる形で会誌「たぶれっと」を制作しており、会員が執筆した記事を会員が編集して制作されます。記事は全体テーマがある際はテーマ記事と、それとは別に自由執筆記事や夏合宿や追いコンなどの行事の報告記事で構成されています。執筆・編集作業には希望すれば基本的に誰でも参加可能で、むしろこの会誌制作の伝統・ノウハウを受け継ぐために「我こそは!」という人を歓迎しています。やってみたいけど記事にするような文章を書いたことが無い、書き方が分からないといった方もご安心ください。上級生が丁寧に説明します!また過去の会誌ももちろんあるので参考にして執筆できます。

また会が当選し晴れてコミケにサークル参加出来るとなれば、売り子の募集も別途しますので、あの長机の内側に入るチャンスもあります!


[夏合宿:1日目]

昨年度(2019年度)の夏合宿は岡山を舞台として、水島臨海鉄道さんと岡山電気軌道さん(以下敬称略箇所あり)での列車貸切イベントを中心とした旅行を9月に催行しました!

今回も例にもれず、お馴染みの現地集合でした。

まず初日は「ピーポー」の愛称がある水島臨海鉄道での貸切です。貸し切らせて頂いた車両はキハ37-103とキハ38-104で、区間は倉敷貨物ターミナル~倉敷市駅で2往復運行しました。鉄道ファンの方だとご存じの方も多いかもしれませんが、この上記2車両は国鉄時代の久留里線に投入され、JR化後も2013年まで久留里線で運行していました。その年に「ピーポー」へ活躍の場所を移し現在に至ります。

そんなキハ37&キハ38に乗っていざ出発です!
キハ37を先頭に。途中数駅で撮影タイムがありました。
こちらはキハ38が先頭。有志の撮影班による写真です。

この路線は片道30分未満のまさにあっという間の道のりでありますが、人々のターミナル駅から地上線と高架線のコントラストを介して、工業のターミナル駅をベテラン気動車と現代の気動車が結ぶという点で非常に面白い路線だと実感しました。
貸切列車運転後に倉敷貨物ターミナルにてピーポーさんの全面協力を得て撮影会を開催しました。
この上の写真の車両はキハ30で、こちらも久留里線からやってきた車両です。非冷房車のため夏期はおやすみとのことです。
多くの会員がシャッターを切っていました。

こちらはDE70。水島臨海鉄道内の貨物列車を牽引するのが主な仕事です。
DE70車内も見学させて頂きました!中の人感激!
親身に対応してくださった水島臨海鉄道の皆さま、本当にありがとうございました。

倉敷市に戻った後は自由行動となり、夕方くらしき山陽ハイツさんに再集合して1泊。
翌日も午前中は自由行動を謳歌し、午後からは岡山電気軌道、おかでんの貸切列車企画のはじまりです!

[夏合宿:2日目]

今回貸し切らせて頂いた車両は3000形、元は東武鉄道日光軌道で活躍していた車両です。現在現役の3000形は岡電に所属するこの2両のみであり、今回貸し切った3005号は東武日光軌道線在籍時の塗装・車内の装いを色濃く残す車両です。もう1両の3007号は水戸岡鋭治氏デザインの"KURO"という名の車両に生まれ変わっています。
東武日光軌道塗装の3005号
今回は岡山駅前停留所から岡電の一大拠点である東山まで向かい車庫見学させていた後に岡山駅前まで復路乗車するという行程でした。
岡山駅前停から定期列車に続行する形で出発です。

ちなみに3000形は2両とも非冷房車であるため、夏場は定期運用に就いておらず、9月にこの電車に乗れるのは貸切運行ならではと言えそうです。まだまだ残暑が続いたこの日は、窓を開けて風を取り込みながら走りましたが、これ自体もなかなか今日では体験しにくくなったことの1つではないでしょうか。私は蒸し暑いのはあまり好きではありませんが、この時ばかりは蒸し暑さも車両そのものとマッチし風情を感じました。

20分ほどの道のりで東山停留所に到着し、ここからは車庫見学をさせて頂きました。
整備中の7100形と7900形。
もう1両の3000形"KURO"は整備中でした。
台車とモーター(だったと思います...)。このように部品を素で見せて頂けるのはテンション上がります!
整備士の方とお話しできる時間もありましたが、これも鉄道系の公開イベントなどでもなかなか無いことだと思います。親身にお答え頂きありがとうございました。
あっという間に約1時間の工場見学を終え、再び3005号で岡山駅停留所に戻りお開きとなりました。

◎おわりに

2日間とも天気にも恵まれ、大変有意義な時間を過ごすことができました。このような列車貸切イベントなど、1人ではできない趣味活動をできるのも当会の醍醐味の一つです。
最後になりましたが、水島臨海鉄道の皆様ならびに岡山電気軌道の皆様はじめ、ご協力頂きました皆様に改めて感謝申し上げます。ありがとうございました。

~参考サイト~
水島臨海鉄道公式HP:http://www.mizurin.co.jp/



(T781)