2013年3月1日金曜日

3.16消える景色・消える列車Part.3~消える元祖新幹線「団子鼻」の記憶~

さて、日本は3月に入り、春1番が吹き荒れています。
今週月曜日に出かけた撮影地では菜の花が咲いたり、三浦半島からは河津桜の開花の便りが届くなど世の中は確実に春に向かって動き出しています。

最近の鉄道研究会というより私(ブログ担当2号)の近況は京王に撮影に出たり、東急に撮影行ったり、銚子までSLや銚子電鉄を撮影に行ったりとなんだか妙に忙しい日々を送っています。

さて、個人的な近況報告は置いておいて、本題へ移ります。

久しぶりに復活させる「3.16消える列車・消える景色」今回は新幹線を取り上げていこうと思います。

~元祖新幹線「団子鼻」終演へ~
1964(昭和39)年の東海道新幹線開業以来日本の新幹線には団子鼻と呼ばれる先頭部の連結器カバーが丸い新幹線車両が活躍してきました。
1964(昭和39)年から2008(平成20)年まで活躍した0系と今回取り上げる200系です。
200系は1980(昭和55)年から1982(昭和57)年の上越・東北新幹線開業に向けて製造された車両で、「団子鼻」と呼ばれる0系スタイルの車両の他、尖がった鼻の形の100系スタイルの車両や2階建て車両も製造されたことが特筆されます。
合わせて700両もの車両が製造され、200系は東北・上越新幹線で長きにわたり主力車両として活躍してきました。

そんな200系ですが、老朽化の波には勝てず、1999(平成11)年から2002(平成14)年にかけて座席の張替えなどのリニューアル工事が行われました。


がしかし、1995(平成7)年登場のE2系や2009(平成21)年登場のE5系などに押され、徐々に車両数は減少・・・2013(平成25)年3月1日現在では10両編成×3本の30両が現存するに留まっています。

200系といえば、2004(平成16)年の新潟県中越地震で脱線しつつも転覆せずに乗客の命を救い、日本の新幹線の安全性を世界に向けて証明した車両としても有名です。
その時の被災編成は現在、福島県白河市のJR東日本総合研修センターにて保存されています。

そんな200系も来る3月16日のダイヤ改正で完全に引退することが発表され、いよいよ日本から元祖新幹線とも言える「団子鼻」の新幹線が引退することとなりました。
1964年以来49年と約半世紀にわたったその活躍は後に続く新幹線の基礎となり、新幹線の発展に多大なる寄与をしてきました。

残り半月となった200系新幹線。開業時から活躍し続けてきたその車両の労を労いつつ、乗ったり撮影したりしてみませんか??

                                        開業時からの塗装に復元されたK47編成
                                                (2012年9月14日 JR新潟駅にて)

                                        リニューアルされた編成はこの塗装となった
                                                 (2012年9月14日 JR新潟駅にて)

                    最後の活躍場所である上越新幹線からもこの姿は消えてしまう
                    (2012年9月14日 JR新潟駅にて)

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