2014年3月7日金曜日

2014春消える列車・消える景色Part.7 ~首都圏から消える?211系近郊型電車~

こんにちは、専修大学鉄道研究会です。
「2014春消える列車・消える景色」第7回目の今回は首都圏輸送から退きつつある211系近郊型電車をご紹介します。

グリーン車を連結して東海道本線・東北本線・高崎線にて最大15両編成で活躍した211系。(2014年2月13日 尾久~赤羽間)

~新世代の近郊型電車、211系~
211系は国鉄末期の1985(昭和60)年に、それまでの近郊型電車の標準的存在であった113系・115系の後継車両として登場しました。軽量ステンレス車体を採用し、従来よりも省エネルギー性を高めた制御システムを搭載しており、JR化後も引き続き製造されました。軽量ステンレス車体のため、車体を塗装する必要はありませんが、113系・115系がまとっていた「湘南色」の帯色を身に付けています。

211系は形式番台が細かく分かれているのが特徴であり、首都圏で活躍した211系は、0番台(セミクロスシート、東海道本線向け)・1000番台(セミクロスシート、東北本線・高崎線向け)・2000番台(ロングシート、東海道本線向け)・3000番台(ロングシート、東北本線・高崎線向け)の4種類に分類されます。この他にもJR東海が名古屋・静岡地区用に開発した5000番台・6000番台が存在します。
また、211系の大きな特徴として一部編成に2階建てグリーン車が連結されています。国鉄時代に製造されたグリーン車は平屋構造でしたが、JR化後は輸送力増強のため2階建てグリーン車が製造されました。これはE217系・E231系・E233系のグリーン車にも引き継がれています。

東北本線・高崎線では上野方の4・5号車にグリーン車が連結されていた。(2013年4月28日 宮原駅)

~中距離の通勤・通学輸送に徹した29年間~
211系は、東海道本線ではグリーン車2両を含む10両編成と5両編成を組み合わせて最大15両編成で、登場時から2012年の定期運転終了まで活躍していました。
一方、東北本線・高崎線では普通車のみの5両編成を組み合わせた最大15両編成で活躍しましたが、2004年以降グリーン車を連結したため、グリーン車2両を含む10両編成と5両編成の編成になりました。東海道本線とは異なりグリーン車が先頭車に挟まれているため、やや編成美が損なわれているのが特徴です。
また、E231系増備に伴い、2006年には3000番台の一部(5両編成14本)が房総地区に転用され、同地区の113系を置き換えています。

雨の日も雪の日も長編成で首都圏を駆け抜けた…(2014年2月14日 尾久~赤羽間)

~211系、首都圏からの撤退~
2011年より211系置き換え用として東海道本線にE233系が本格増備され、2012年春をもって0番台・2000番台は定期運用を離脱しました。
1000番台・3000番台についても同年から東北本線・高崎線にE233系が投入され、2013年3月のダイヤ改正にて東北本線での定期運用を終了し、現在では高崎線の一部列車にて細々と活躍を続けています。なお、房総地区に転用された3000番台も同ダイヤ改正にて209系に置き換えられたため、定期運用を終了しています。

E231系・E233系の台頭により、5両編成で高崎地区のローカル列車に運用されることも多くなった。(2013年9月2日 高崎駅)

2013年7月~12月下旬まで、高崎線開業130周年を記念して「湘南色」をイメージしたラッピングとヘッドマークを掲げて走行しました。

先輩の115系をイメージしたラッピングと後輩のE231系をイメージしたヘッドマークを掲げた。(2013年9月14日 高崎駅)

~211系、第2の人生へ~
房総地区に転属した3000番台は長野地区へ再転属し、3両編成のミニマムな姿に「長野色」と呼ばれる帯色になって2013年3月のダイヤ改正より中央本線・篠ノ井線・大糸線で運用を開始しました。また、東北本線・高崎線にて活躍を続けた3000番台も続々長野へ転属しており、2014年3月15日(土)のダイヤ改正では長野地区での211系運用が大幅に増加し、115系を置き換える予定です。今後も中央本線や、高崎地区で活躍する115系を置き換えるのではないかと予想されています。一方、転用されることなく廃車解体される車両も2000番台を中心に存在します。

装いも新たに長野地区での活躍を始めた211系。今後さらに活躍の場を拡大していく予定である。(2013年9月7日 松本駅)

高崎線で活躍を続ける211系の今後の動向についてJR東日本から発表はありませんが、近い将来首都圏から完全撤退し地方に転用されていく211系。長年の過酷な中距離運用の労をねぎらいつつ、新たな活躍に期待することにしましょう。

首都圏での活躍もいつまで見られるのだろうか…?(2013年6月2日 尾久~赤羽間)

(ブログ作成に当たり、部員に写真を提供していただきました。この場をお借りして御礼申し上げます。)

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